NO1-霊感体質

いろんな霊らしきモノを見た経験があるけれど 1番印象的なのを1つ。

当時、私は東京某所のマンションで1人暮らしをしていた。
そして毎日バイトをした後、真夜中にバンドの練習をして
明け方に部屋に戻ると仮眠を取り、またバイトへ行くという
ほとんど徹夜の毎日を過ごしていた。

そんなある日の夕方、友達2人がビデオのダビングをしに遊びに来た。
とにかく疲れていた私は、ベッドに寝転びながら友達を話をしていて
いつのまにか眠っていた。

ふと目がさめると真っ暗な部屋にザーという音がする。
「今、何時だろう?」 そう思ってベッドに寝転んだまま、
そっと足元にあるTVの上の時計の方に目を向けると
午前2時過ぎ、そしてTVには砂嵐の画面が。

「そうか、彼女たちが遊びにきてたっけ。なんだ、まだいたんだ」

頭の中でそう考えるのと同時に、もう1つの場面が浮かんだ。

「違う!終電で帰るからもう行くわって彼女たち帰ったじゃん!」

それとほぼ同時にTVの薄明かりに浮かび上がった人影は
おかっぱ頭でかすりの着物を着た5歳くらいの女の子だった。

怖いという感情はなかったけれど、起きて向かい合う気にもなれず
背中を向けてただひたすらに眠っているふりをしていて
いつのまにか本当に眠ってしまい、朝になっていた。

あれは夢だったのか?
そう思っていた私が朝、座布団に見つけたのは
女の子の着ていた着物と同じ色合いの糸だった……

その日から1週間、塩を四隅において供養をしたけど
そのとき住んでいたマンション
横を流れる川からいろんなモノがやってくるらしいと聞き
私はとっとと引っ越した。

しかしライオンズマンションのように、結構名のあるマンションなので
いまだにきっと存在するに違いない。( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿者 グルちゃま 性別: 女 年齢: みっちゅ♪ 人種: 神類猫娘科グル族

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