私は幽霊という存在が近くにあります。
なぜなら私は「見える」から……
あの日、私は友達と自分の家で遊んでいました。
ふと1階に忘れ物を思い出した私は階段を上り、 あの廊下を渡ることにしました。
その廊下の途中にはトイレがあり、そのトイレが問題なのです……
最初から私はあのトイレに恐怖感がありました。
なぜならいつもそこにはヒトがいるから……
だから、私は一気に走ろうと思って、 急いでトイレの前を通りました。
振り返ると誰もいません 心の中でため息をしました。
忘れ物をとって走って廊下を渡ろうとしたその瞬間…!!
私の体が半開きのトイレのほうを向き、金縛りに遭っていました。
すると、その半開きのドアから黒い頭がぬぅっとゆっくり出てきます。
声も出ない!! 体も動かない!!
心の中で「殺される!殺される!!」
と何回も何回も思っていました。
トイレから出てきた黒い人影の、青白い肌がみえたとたん、 体が動き始めました。
私は、自分の足の速さとは思えないほどの速さで階段を降りて逃げることができました。
あの、正体はいまだ不明です。
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