グリーン・デスティニー
名剣“グリーン・デスティニー(碧名剣)”の使い手であるリーは、長い間師の仇ジェイド・フォックス(碧眼狐)を追っていた。だがそれを諦め、北京へ赴く女弟子ユーに、剣を戻すよう頼む。北京で任務を果たしたユーは結婚間近のイェンに会い、剣士に憧れる少女に女の幸せは結婚だと説く。実はユーはリーに、師弟間では許されない恋心を抱いていたのだ。そんな時、碧名剣が盗まれた…
>カンヌ映画祭で特別上映され、映画祭の話題を独占した注目作なんですが、ストーリーがてんで、ダメ。物語に関しては、よくまあ、こんな映画がアカデミー賞にノミネートされたと思ってしまう出来であります。物語が、わがまま娘に周りが振り回されているだけですから、感情移入もできない。(人によっては登場人物全てに感情移入できないかも)
アクション面では、ワイヤーアクションをやり過ぎの感があります。が、それが逆に馬鹿馬鹿しい爽快感を与えてくれて、よいですね。ときどき、あんた、そりゃ、空を歩いているだろう!!とのシーンは、正常な人間なら、違和感を覚えてしまうでしょうけどね。
しかしながら、その映像美と歌が心に残ります。この辺が聞き所であり、見どころでしょう。最後の竹林での戦闘シーンは必見です。見るべきところは、物語以外といった映画でしょうか? もったいないな〜と思ってしまった映画でした。
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