NO20-グリーン・デスティニー

 
グリーン・デスティニー

2000年 中国
監督:アン・リー
出演:チョウ・ユンファ
ミシェル・ヨー
チャン・ツィイー他

グリーン・デスティニー
名剣“グリーン・デスティニー(碧名剣)”の使い手であるリーは、長い間師の仇ジェイド・フォックス(碧眼狐)を追っていた。だがそれを諦め、北京へ赴く女弟子ユーに、剣を戻すよう頼む。北京で任務を果たしたユーは結婚間近のイェンに会い、剣士に憧れる少女に女の幸せは結婚だと説く。実はユーはリーに、師弟間では許されない恋心を抱いていたのだ。そんな時、碧名剣が盗まれた…

>カンヌ映画祭で特別上映され、映画祭の話題を独占した注目作なんですが、ストーリーがてんで、ダメ。物語に関しては、よくまあ、こんな映画がアカデミー賞にノミネートされたと思ってしまう出来であります。物語が、わがまま娘に周りが振り回されているだけですから、感情移入もできない。(人によっては登場人物全てに感情移入できないかも)

アクション面では、ワイヤーアクションをやり過ぎの感があります。が、それが逆に馬鹿馬鹿しい爽快感を与えてくれて、よいですね。ときどき、あんた、そりゃ、空を歩いているだろう!!とのシーンは、正常な人間なら、違和感を覚えてしまうでしょうけどね。

しかしながら、その映像美と歌が心に残ります。この辺が聞き所であり、見どころでしょう。最後の竹林での戦闘シーンは必見です。見るべきところは、物語以外といった映画でしょうか? もったいないな〜と思ってしまった映画でした。


レジェンド・オブ・ヒーロー 〜中華英雄〜
中国の裕福な家庭に生まれた18歳の青年ヒーロー。だが殺された両親の仇を討ったことで殺人者として終われる身に。仕方なく恋人ジェイドを捨て、彼は家宝の赤剣を手に単身アメリカへ渡る。苛酷な労働と差別に耐えかね、姿を消したヒーローを案じ、彼の子供を身篭るジェイドは友人のシェーンとともにアメリカへ向かった。無事に再会を果たしたヒーローとジェイドだが、そんなふたりを思わぬ不幸が待ちうけていて…

>主人公の名前が「ヒーロー」ってのが、なんともはや、香港映画を感じます。 映画のウリは、一応香港の人気俳優揃い踏み、らしいのだが、どう考えても 日本では、『グリーン・デスティニー』の路線で売り出されてます(笑)。要す るに、 ド派手な(ワイヤー)アクションと、SFXを前面に出したプロモーションのようで。 ……ストーリーだけ読むと、『グリーン・デスティニー』より面白そうだけど、 パッケージがこれじゃぁねぇ……(苦笑)。いや、特筆すべきはなによりも、 パッケージの背表紙のタイトルなんですが。……オイオイ、まるっきり 『グリーン・デスティニー』じゃねーか! 「新世紀ハイパーSFXアクション ムービー」というキャッチコピーもなかなか……(笑)。

(投稿者-三咲さんのコメント)

>知っている人は知っている「風雲ストームライダーズ」のアンドリュー・ラウ監督の作品です。用は、ドラゴンボールを実写にしたら、こうなる!を想像してもらえればよいでしょうか? 「風雲ストームライダーズ」のときもそうでしたが、唖然とするSFXのシーンが面白い作品となっています。相変わらず、敵役の日本人は、外国人の日本に対する誤解で演出されております……

(まねっこ映画館支配人-ゆう)

レジェンド・オブ・ヒーロ
〜中華英雄〜

1999年 香港
監督:アンドリュー・ラウ
出演:イーキン・チェン
ニコラス・ツェー
ジェリー ラム 他
 



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制作著作/どっすこい丸