PLANET OF THE APES/猿の惑星
2029年。宇宙ステーションからポッド・クルーザーに乗り込み偵察任務を遂行するレオは、時空間を貫くワームホールにのみこまれ、二つの太陽が輝く奇妙な惑星に不時着する。この惑星には、進化した猿たちが人間を奴隷として扱い支配するという冷酷な社会が存在した…
>古き名作をオマージュするべきでないと公言していた、ティム・バートン監督が挑んだ「猿の惑星」のリメイク版です。リメイク版「猿の惑星」はバートン監督が、真面目に取り組んだため、窮屈な出来上がりとなっている。ラストも衝撃があるものの、やはり、前作を越えるものでない。明瞭に述べれば、つまらない。バートン監督らしさがなく、残念な出来となっています。
バートン監督には、原作なんかおかまいなしで、趣味丸出しの作品をつくってもらった方が、より面白い作品をつくってくれるということがスリーピー・ホロウの映画化で実証済みである。猿の惑星もそうした方向性でやってほしかったのですが、色々と周りの注文が厳しかったのでしょうね。名作ゆえに……。
ちなみに「猿の惑星」の続編は、バートン監督と上層部がケンカして作らないらしいです。金の亡者みたいに言われて、バートン監督は怒っているもよう。後日、「神に誓って言うけど、続編をやるくらいなら窓
から飛び降りたほうがマシだよ」と、「猿の惑星2」を監督する意志がまったくない ことコメントが発表されてました。
|