NO38-キャスト・アウェイ

 
キャスト・アウェイ

2000年 アメリカ
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ウィリアム ブロイルスJr.
出演:トム・ハンクス
ヘレン・ハント
ニック・サーシー
クリス・ノス他

キャスト・アウェイ
チャック・ノーランドは、速さを誇る宅配便"フェデックス"のシステム・エンジニア。世界中を駆け回り、恋人ケリーとのデートも秒刻み。そんなチャックが、飛行機事故に遭い、無人島に流れ着く。仕事では問題解決のプロだった男が、自分自身の生命維持という緊急な問題に直面する。恋人ケリーの面影と、新しい"友達"に見立てたバレーボールを支えに、彼は生きた。そして、4年後。ついに島からの脱出に成功したチャックを待ち受けていたのは、もっと厳しい、もうひとつの試練だった…。

>無人島に漂流して、人間はどうなるか書いたもの。1つ1つのシーンを丁寧に描いて妙な所で関心する。ただそのリアリティを追及するあまり、お話の展開もひねりのない現実的なラストとなっているのが残念。予定調和の範囲内で終っている映画です。

この映画の見どころといえば、やはりバレーボールの友人こと"ウィルソン"との別離でしょう。ウィルソンを助けられず、「ウィルソン、私を許してくれ!」と泣き叫ぶ主人公の姿をいったら、胸をうつこと間違いなし。実際は、バレーボールごときなのですが、ここまで支えてくれたものを失う瞬間というのは感じ入るものです。このシーンに、「オッサン、それボールじゃん」ってツッコミいれた奴は、余程、感性が鈍っている証拠ですよ。

キャスト・アウェイは本編より、制作裏話の方が面白そう。飛行機事故をどうやってつくりだし撮影したか。たどり着いた場所が無人島だと知る断崖絶壁のシーンはCGの合成とかね。


ロビンソンクルーソー
17世紀半ば、イギリス人クルーソーを乗せた帆船が、西インド洋で暴風雨にぶつかり遭難。ある島に無事に流れ着き、奇跡的に助かって安心したのもつかの間のことだった。島中を探索すると、この島は人が誰一人いない無人島だったのだ。 ダニエル・デフォー原作の「ロビンソン・クルーソー」をスクリーンに完全再現。無人島に漂流するクルーソー役は、"ジェームズ・ボンド"でお馴染みのピアーズ・ブロスナン。

>今回は似た映画というより、同じジャンルという感じですね。昔から無人島への漂流ものというのは物語の一大ジャンルです。このジャンルには、ゴールディングの「蝿の王」「十五少年漂流記」、そしてこの「ロビンソン・クルーソー」と有名どころが幾つかあります。

ただ、この作品のパッケージの裏側に『キャスト・アウェイの原典となった本作!』あり。おいおい、これは身も蓋もないですよ。内容は……なんか、もうどうでもいいや。ピアース・ブロスナンが……。

余談ですが、「ロビンソン・クルーソー」が日本に入ってきたのは、 江戸時代 だったそうです。そんな時代から、翻訳本が入ってきていたなんて驚き。翻訳語は、オランダ語ですけどね。

ロビンソン・クルーソー

1996年 アメリカ
監督:ジョージ・ミラー
出演:ピアース・ブロスナン
ウィリアム・タカク
ポリー・ウォーカー
イアン・ハート他
 


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制作著作/どっすこい丸