オイラが高校生の時のお話。
夏休みということもあり、部活の仲間 (♂6人)がウチに泊まりにきたんです。みんなを連れて家に戻ると、父と母が玄関で迎えてくれました。
「おお〜よくきたね、いらっしゃい」
と父がいうと、みんな一斉に、
「すいません、おじゃましま〜す」
と挨拶をしたんです。
すると、仲間の一人が父と母の後ろの方に向かって、
「あ、すいません〜お世話になります」
と言っているんですよ。誰もいないのに・・・
「おい、お前誰に向かって言っているんだ?」
不思議に思ったオイラが聞くと、
「え?誰って・・・お前のおばあちゃんだろ?」
なんて言うんですよ。そんなはずない・・・
だって、オイラのおばあちゃんはオイラが生まれる前に亡くなっているんですから・・・
ひょっとしたら、ふざけているのかと思って、
「どんな感じだった?」
と聞いてみると
「小柄で着物が似合っているやさしそうなおばあちゃんだよ。」
オイラはそれを聞いてハッと思った。
『ひいばあちゃんだ』
オイラのひいばあちゃんはオイラが生まれて、しばらくしてから亡くなった人でオイラを、とてもかわいがってくれていたそうです。 (記憶にないのは残念ですが・・・)
念のため、仏間に飾ってあるひいばあちゃんの肖像画を見せたら、
「そうそう!このおばあちゃんだよ。
本当に亡くなっているの?まるでそこに
いるみたいに感じたんだけど・・・」
って不思議そうに言っていました。
部活仲間が来てにぎやかだったから
ちょっと出てきたのでしょうかね、
ひいばあちゃん・・・(゜-゜)
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