NO22-恋におちたシェイスピア


 
恋におちたジョージ・ルーカス

1999年 アメリカ
監督:ジョー・ナスバウム
脚本:ジョー・ナスバウム
ティモシー・ダウリング
出演:マーティン・ハインズ
リサ・シャクブ他

恋におちたジョージ・ルーカス
南カリフォルニア大学(USC)の学生寮で、タイプライターを前に途方にくれている青年がいた。彼の名はジョージ・ルーカス。課題の脚本が完成しないと卒業できないというのに、筆はいっこうに進まない。「昔々、ある銀河系で……」という書き出しだけで何度も行き詰まる。そんなある日、彼は学生運動のリーダーである美しい女子学生のマリオンに出会う。自分の心のなかにあるものを、そのまま表現すればいいのよ。そんな彼女の助言に勇気づけられて、ルーカスは脚本の完成を目指すのだが…。

>あのスターウォーズを生み出した、ジョージ・ルーカス監督の青春を元にしたパロディー・フィルムです。 学生時代の主人公ルーカス青年の周りにいる人物は……東洋哲学を説く教授(ヨーダ?)やかなりの肥満な男(ジャバ・ザ・ハット)、喘息持ちの大男(ダース・ヴェイダー)とスターウォーズで見かけた登場人物ばかり。そして、ルーカス青年が憧れる女子学生の髪型は、お団子あたま。なんとレイア姫そのもの! そう、スターウォーズはルーカス監督の青春がもとになっていたのだ! とウソだか本当だか、解らないようになっています。

この「恋におちたジョージ・ルーカス」は、アメリカのショート・フィルム配信サイトで紹介され、絶賛を受けたもの。当の本人ルーカスも、この映画の存在を知らず、スティーブン・スピルバーグ経由でその存在を知ることになった作品です。この作品を知ったルーカス監督は、激怒することどころか、逆に絶賛! 本作の監督である無名の新人ジョー・ナスバウム宛てに、サイン付きで賛辞の手紙を贈ってしまったそうである。

この映画(ショート作品)は作者がいかにSWを好きかが良く判る作品です。『スター・ウォーズ』『アメリカン・グラフィティ』『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』などのパロディーを詰め込んだ作品となっています。ここまで パロディなのに、侮辱した表現がないのには驚き。上手い作りの作品です。

タイトルの方は「恋におちた シェイスピア」をパロディしてます。

 



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制作著作/どっすこい丸