ハリー・ポッターと賢者の石
額に稲妻の傷を持つハリー・ポッターは孤児。意地悪な叔母の一家で悲惨な生活を送っていた。そんなハリーの11歳の誕生日に一通の手紙が届く。それは何と魔法魔術学校の入学許可証だった!? 自分は魔法使いだと知らさせたハリーは、未知の世界にあるホグワーツ魔法魔術学校へと向かうのだった。
>世界中で1億部を売りつくし、今も新作が出るたびにベストワンに輝く小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画版です。プロデューサーであるデイビッド・ヘイマンは、この映画のために、映画化の為に独自の製作会社を設立したほどの作品です。
映画だけを見た場合、展開についていけない人が多そう。あの長い原作を忠実に再現するため、間をおかず、話しがどんどんと進んでいってしまうのです。
意地悪な叔母に苛められているポッタ少年が徐々に魔法の世界へと誘われていく展開は、読んでいる人達を、この世界へ誘ってくれる重要な部分じゃなかろうか? 映画の方では、その場面が流れるように展開し、感情移入の間を与えてくれてないのだ。残念ながら、丁寧なダイジェストという感がぬぐえない。
しかしながら、箒が飛び回るシーンはよくできていてワクワクさせられし、暖かみのある色彩を使い、おとぎ話のようなイメージがよくできあがっている。なんだかんだと面白い作品である。子役の子達も、いない筈の相手、トロールなどとよく演技したものだと感心させられる。
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