ロード・トゥ・ザ・ナイト
ノルマン騎士団による圧制が続いていた、11世紀イギリス。サクソン人の少年アイヴァンホーは、囚われの身となった仲間を救出するため、ノルマンの将軍デ・バルジェに決闘を申し込む。だが、騎士の称号を持たないアイヴァンホーは、中世の法のもとに決闘を許されず、反対に追われる身となってしまう。さらにデ・バルジェの陰謀で父セドリックと、恋人ロウィーナを人質に取られたアイヴァンホーは、無謀にも彼らの奪還を決意。謎の黒騎士から、戦いの術と伝説の剣を譲り受けると、サクソン人の群衆を率い、デ・バルジェが待つ、恐るべき城へと向かう…。
>原作ウォルター・スコットの歴史小説「アイヴァンホー」を映画化したもの この小説を元に、米アカデミー賞3部門ノミネートされた『黒騎士』やタイトルがそのまま同じ『アイヴァンホー』といくつかの映画が作られている。
イギリスではアイヴァンホー伝説を元に、TVシリーズ「ファンタジークエスト」が作られたり、騎士アイバンホーの鎧をイメージして、万年筆が作られたりしている。
言わば、有名な作品であり、イギリスでアイヴァンホー伝説と知られているものを、映像化したのがこの本作。
原作は12世紀のイングランドを舞台にした歴史小説で、実在の人物と架空の人物が入り乱れて登場する華麗なロマンス小説である。
しかし、アイヴァンホー伝説は日本では知名度がイマイチのため、タイトルをロード・オブ・ザ・リングにして売ってみましたという感じ。
内容の方は、イギリス、フランス、カナダの3カ国の合作のためか、1000人近くのエキストラを使ったりと、意外にお金がかかっている。
そのため、リアリティがあり、まあまあな作品と仕上がっている。
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