バトル・ロワイアル
全国の中学3年生4万3千クラスの中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法。通称〈BR法〉。1人ずつ支給される様々な凶器、ルールを破ると爆発する首輪。外界から遮断された無人島で、42名の中学生たちの血塗られた3日間が、唐突にそしてあまりに理不尽に幕を上げてゆく…。
>過激な内容で刊行と同時に激しい賛否両論の嵐を巻き起こし話題となった、新人作家 高見広春の同名小説を、日本アクション映画の大御所
深作欣二が監督し映画化したもの。
殺人ゲームという嫌悪すべきものなのに、不謹慎ですが、こう面白い感じてしまう映画です。殺人ゲームの中で、極限状態おける人間ドラマが描かれていますが、その中で一番哀しいのは、BR法の設定自体、なんじゃそりゃ!というおバカな設定の中で、殺し合いをしていく状況でしょうかね。現代のどうにもならない子供たちの状況を彷彿させ、哀れすぎ。
生理的嫌悪感でこの映画を見れないという人がいたようです。そんな人に限って、今、現実で起きている、残酷な出来事には平気でいられそうな気がします。まあ、外国人はこの映画を見て爆笑するそうですが……。ああ、もう人の感性なんていい加減ですな。
そうそう、バトル・ロワイアルはR-15指定で、見るべき中学生は見れない映画です。この辺の事情が日本の社会を象徴しているエピソードだったでしょうね。
どうでもいいが、化粧が妙な宮村優子が気になるのだよ。
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