ロボコップ
新任の刑事マーフィーは、相棒のルイスと犯人追跡中に殺された。一方、デトロイト市警を経営する企業OCPの役員会で副社長が提案した発表会が行われていた。その警備ロボットが暴走してしまうという事件がおきてしまう。ロボット暴走の教訓を受け、マーフィーは役員の一員モートンが提案していた人間の脳とチタン合金のボディーを持つ『サイボーグ警官ロボコップ』となって生まれる変わることになった。鋼のボディーを持つロボコップが、悪を退治せんと立ち上がる!
>「スターシップ・トゥルーパーズ」や「氷の微笑」の監督で知られるポール・バーホーベン監督の作品。ロボコップは映画が3作品あり、テレビドラマも放送してました。
ロボコップのあの独特な歩き方に影響を受けた人は多そう。それに、主人公マーフィーが殉職する所にある「右手を吹っ飛ばされるシーン」がトラウマになってそうな人も多そうな作品です。
全編にバイオレンスやグロテスクなシーンがあふれてます。ポール・バーホーベン監督は、暴力的で欲望丸だしというある種エゲツない作風が特長で、そのバイオレンスが押しだされたような作品ですな。
しかし、家族の記憶を忘れられず、オムニ社の制御プログラムとの狭間で、苦悩するロボコップのシーンがあるおかげで、いい映画になってます。流石に、特撮の技術力は今見ると、粗が目立ちますけど。
最後に、ロボコップがオムニ社の社長に名前を聞かれて「マーフィー」と答えるシーンは名シーンです。ロボコップの銃の「オート9」もカッコよかったな〜。
この映画の一番?の見どころは、ブラックジョークあふれるCM。アメリカを強烈に皮肉った未来のCMはチェックです!
ロボコップはこの後、「ロボコップ2、ロボコップ3」と続編が作られます。過去の記憶に苦悩しながら、というロボコップに根底にあった物悲しさがなくなってしまい、駄作化してます。
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