ミラクル・マスクマン 恋の大変身
ハワイに留学中の香港の学生シンは、大金持ちのボンボンで、なに不自由無く暮らしやりたい放題。ところがある日、女性がらみでヤクザとのトラブルに巻き込まれたシンは、とうとうバラバラ死体にされてしまった!? 死体になりながらも脳だけが生き残ったシンをなんとか元に戻そうと、彼の父親はサイボーグ研究中の博士に依頼する。脅威のサイボーグとなって蘇ったシンは、ヤクザに戦いを挑む。
>そのまんま、 ジム・キャリーの『マスク』のパクリ。かの有名な女の子とのダンス・シーンや、 緑の顔に帽子とスーツ、SFXのアニメチックな百面相も忠実にパクってます。
タイトルの「マスク」の部分だけアルファベットで、『マスク』のあのロゴそっくり (笑)! 「これが香港のマスクだ!」とのキャッチコピーのとおり、表紙も
『マスク』そのまんまじゃん(笑)! ハリウッド以上に荒唐無稽なストーリーは、 香港映画のお得意パターンですな。バラバラ死体にされても脳だけが
生きてるなんて、ホラー映画かよ(笑)。
(投稿者-三咲さんのコメント)
>マスクだけでなく、600万ドルの男、パルプフィクション、星の王子ニューヨークへ行く、アダムスファミリー、ターミネーターと、色んな映画のシーンがいっぱい。どの映画のシーンか、見ていて気づくことができるでしょうか?
まあ、こんなパクリばかりなのも監督のせい。パクリ監督と知られる、バリー・ウォンが監督しているから。そんな監督、ちゃっかり神父役として出演してます。
それはそれとして、この映画、正直いって、何にも考えてません。元ネタ知らなくっても、ついてこいや! そんな感じ。でも、笑えて面白い!
主人公はサイボーグになる訳ですが、何の因果か、それは家電製品変身サイボーグになってしまします。博士が家電カタログをすべてインプットしたおかげで、家電ならなんでも変身可能! なんて、おまぬけな設定なんでしょう。
で、最後は、通販カタログに載っていた最強のものに変身します。
それが、何故か、ダウンタウンの松ちゃんがやるようなオバサン姿に!!
その名もン・マンタ!!
へ!? なにこれ!!
一瞬、意味解らず、おいてきぼりになりました。
調べてみると、どうやら香港で放送している『大手スーパーのCM』が元ネタのよう。
その大手スーパーのCMには、このン・マンタ婆さんが登場するそうです。ン・マンタ婆さんは商品があるケースの周りを飛びつつ、○と×で品定めしてゆき、最後に、『うち商品はこの婆さんに認められた良い品ばかり!』とナレーションが入るらしい……。
……。
……。
そんな香港だけ通じるネタを、最後の、それも映画のオチに持ってこないでおくれよ……(涙)
(まねっこ映画館支配人-ゆう)
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