フィフス・エレメント
23世紀。地球は邪悪な生命体に襲われ、かつてない危機に直面していた。その生命体を滅ぼすのは、宇宙の平和をつかさどる4つの要素の頂点に立つ第5要素(フィフス・エレメント)だけ。そんなとき、タクシー運転手のコーベンは謎の少女リールーと出会う。彼女こそが未知の生命体から地球を救うカギとなる“フィフス・エレメント”だった。
>高層ビル群の未来都市の映像やオペラのシーンは秀逸。特に、オペラ宇宙人が歌うシーンをバックに流しつつ、戦うシーンはかっこいい。
クリス・タッカーの早口も、凄いインパクトがあり、最初、戸惑うが、見ていると噛めば噛むほど味がでるような存在でよい。
物語は王道中の王道な展開。それも、ベッソンが中学生時代に授業中にノートにしたためていたストーリーを映画化したというのだから仕方がない。
しかしながら、一流のスタッフと製作費100億円を使ったことはあり、最後にひねりがないものの、演出とテンポのよさから、十分、楽しめる作品となっている。
でも、やはり中学生の頃の妄想を、まんましちゃダメですよ〜。ひねってほしかった……。もちろん、ベッソンが20年来温めてきた物語だったから改変しなかったのだろうけど、この辺は残念でならない。
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