もちろん、ぼくに決まっているにゃ！

どろちゃんじゃないでしょ。

私達の中では柘榴が１番です。

僕もそう思います。

そうだ。そうだ。柘榴のヤツが１番頭がいい。

柘榴は寝てばかりだけどね。

なんなのにゃ！　みんなして！

ぼくが１番頭がいいのぉ！

どろちゃんったら、困ったとき、柘榴に相談しにいく癖に。

ぎくっ！　アレはアレはですね。

にゃああぁぁ！

柘榴とぼく。

どっちが頭がいいか勝負して、みんなに証明してあげるにゃ！

ならば、柘榴君を呼んでまります。

なに？　眠いよ……。

Ｚ〜Ｚ〜Ｚ〜。

柘榴さん、寝ちゃった。

くくく……。

これでは勝負するまでもなく、ぼくの勝ちですにゃ。

この辺りを計算にいれている、ドロのヤツはズル賢いよな。

ああ、ズル賢い。

……。

ズル賢さの１番ならドロ君。

１番頭がいいのは柘榴君ということです。

嫌なまとめ方をされた……。

うんとね。ぼくはみきちゃんが小さいころから、あの家にいたんです。

ぼくのネコ一家は四堂家の屋敷にいついているといっていいかな。ネコは家につくというでしょう？

ぼくのパパなんて、みきちゃんの、大和撫子だけどエロエロボディのばあーちゃんに可愛がれていました。

ぼくは家のなかをふらふらとしていたんだけど、ある日のことです。

幼いみきちゃんが遊び半分で、ぼくにトゲトゲハンマーで殴りかかってきたんです。そのとき、みきちゃんが、

「馬鹿ネコ。今日から私の下僕ね」

といってきて、ぼくは失禁しながら、

「はいにゃ！」

と答えたことによって、みきちゃんがご主人様になりました。

愛だな。愛！

よし、ついでにみんなの家のことも説明しちゃおう。まずはタマから。

はい。僕の家は酒木神社で飼われております。その寺の住職が僕の飼い主です。

ずっと神社に住んでおります。

酒木神社には娘さんがいて、その子はみきちゃんと同級生。友達なんだよね。メガネかけたどじっこ。

いつもゆづるさんが、ご迷惑をかけております。すみません。

では、次のかた、どうぞ。

じゃあ、次は俺な。

俺は魚市場の親方に飼われているぜ。拾われたのさ。親方には恩義を感じている。

あの親方。遊びにいくとお魚くれるから好きーぃ！

あんまりたかるなよ、ドロ。次は？

次は私が……。

私はある令嬢に飼われている。詳しいこと知らないけど、家は財閥らしい。

私は気づいたら、あの家にいた。

飼い主はあの巻き毛の変な女の人だね。みきちゃんの友達。

巻き毛の変な女と呼ぶな。

いや、変だけどさ……オカルト好きで、金持ちなのにやけに貧乏性だし……。

もう！　そんなことはいい。次は？

次は、わたくしめが。

ご存知の通り、わたくしめは血祭りサーカスで働いております。わたくしめは代々、血祭りサーカスで働くクラウン猫なのです。ピエロではないのでご注意を。

ピエロというのは、クラウンの中の役名のひとつです。

道化師をみるとピエロといってしまう人がいますが、大変、失礼なことですから注意してください。もしいったのなら……

ピエロ！

ごーーーーーーーっぉぉお！（目から怪光線が発射！）

にょああああああ！！（怪光線が横切る）

とまあ、容赦なく焼き殺される場合がありますので。

ネコ焼きになるところでした。

悪戯するから。

そういえば、今、血祭りサーカスって、お休み中なんですよね。なんででしょう？

……。

ということで、

『私は、ピエカレードが大好きなのですが 血祭りサーカス団ってどんなのですか？教えてください』

と質問をくださいました万理さん。この質問にお答えするのは、しばらくお待ちください。

さりげなく、質問の解答におくれているいい訳。

さて。最後はリオンなんだけど。

私の家のことを話すと、みなさん、オメルタ（組織の秘密）を守るためには、家族まで抹殺せよ！の掟に従ってもらうことになります。

それで宜しいのなら、お話しますが？

今回は、やめておきましょう。

マフィア、こわ！

これはね。まず、リオンとスカーレットによる百合の実践をみてみましょう。

あら、あなた。タイが曲ってましてよ（そういって、リオンのタイをなおす）

ああ……おやめになって、お姉さま。

マリア様がみています。

マリア様がみていたって関係ないじゃないか。

私達を今、見ているのは家政婦の市川エツコだけだ。気にしない、気にしない。

見せつけておやり。

ああ……見せつけるなんて、そんな……

って、私にはこんな趣味はありません！！

おまけに、このネタわかる人は限定されそう。

じゃあ、次はタマとキバあにーでやおいを実践してください。

（きらきらと、輝く視線をタマに送る）

（さらに、きらきら視線）

うおおお！　

こんなアホみたいなことできるか！

もうしょうがないな。ぼくとピーちゃんでやってみましょう。

ピーちゃんいきますよ。

よいではないか！　よいではないか！（着物をくるくる巻き取る）

よいではないか！　よいではないか！

よいではないか！　よいではないか！

ぎゃああああああ！！

オラ！　オラ！（どろにゃんにパンチ連発）

それは江戸時代です！　もう馬鹿なこともみんなにやらせないで。

と、このようにリアルは嫌。

だけど趣味は、それぞれなので好き者同士にやる分にはいいじゃないかにゃ。

余程のことがないかぎり、他人の趣味にくちをだすのはお門違い。

これは暇があったらになります。

四堂四姉妹はでませんが、ゲストブックがこれと近い形になって、設置されました。

みんなの書き込みをまっているぜ！

常連の方も、暇なとき、ぼやくようにゲストブックに書いていってもかまわないからな。